2012年5月9日水曜日

先週のリスニング・冠詞類(否定冠詞・所有冠詞を含む)

前回のリスニングは大変良くできていました。

1. "Frau Nolte, bitte zur Information!"
    ("Frau Nolte bitte zur Information.")

2. Auf Wiedersehen!

3a. Das ist ein Geldautomat.
3b. Das ist der Geldautomat.

1. Information のIがまだ小文字の人、名詞の頭文字は大文字です。

3. 私は3a. のように文を読んだつもりだったのですが、なぜかほとんどの方が3b. の通りに書いておられました。これはもしかすると私の読み間違いかもしれません。

ついでなので、3a. と 3b. の違いを書いておきます。

3a. の場合はGeldautomatの前に不定冠詞男性形 ein が、3b. の場合は定冠詞男性形 der がついています。

不定冠詞がついた場合は、「それは何か?」ときかれて、聞き手にとってはじめて登場するもの、未知なものを「紹介」する答えになります。「紹介の不定冠詞」とでも呼んでおきましょう。

定冠詞がつくと、聞き手にはすでにその物に関する知識があって、「例の~だ。」と答えることになります。ですから、3b.のように言うと、「それは(ほらさっき話をした例の)ATMです。」というニュアンスになります。

次回の授業では、もう少し詳しく定冠詞、不定冠詞の形および使い方について学びます。

S.16では、不定冠詞(男性・中性:ein, 女性:eine)の前に k- がついたり、m-, d-, s-
などがついたkein/keine, mein/meine, dein/deine, sein/seine 等についても学びます。
kein/keineは否定冠詞で、 Das ist keine Uhr. と言えば、「それは時計ではない。」とeine Uhrを否定します。


Das ist meine Uhr. (それは私の時計だ。)
Das ist deine Uhr. (それは君の時計だ。)
Das ist seine Uhr. (それは彼の時計だ。)

などをひとまとめに覚えてしまいましょう。実はこの「君の」や「私の」は前回見たビデオに出て来ていたのです。今回は所有形容詞を意識してきいてみましょう。

ところで、不定冠詞に複数形はないが、否定冠詞や所有形容詞のあとの名詞が複数形の時はどう言うか? それは授業で説明します。

それから、受講者のみなさん、授業には辞書と文法の教科書(文法の教科書は担当の先生によって異なりますが、全く問題ありません。)を持参してください。

0 件のコメント:

コメントを投稿